マングローブとはマングローブは海水と淡水が交じり合う潮間帯に生息する森林群のことで、ヤシやシダの仲間も含めると世界中では、約100種類の植物がマングローブと呼ばれています。
多くの樹種は、河口や海岸に生息しているため、幹は水中に沈み、水面に近くなる上部に多く葉をつけます。
我々がインドネシア政府から借地し、森をつくるスカナ島はサンゴの死骸が堆積してできた土地です。 満潮時には、水深1mになり、マングローブは海水に沈んで見えなくなります。
まずは試験植林を重ね、樹種を選定する作業から開始します。

上の写真は、マングローブの種の植林作業を行っている様子。土壌が硬く、棒で穴を掘り、種を植えていきます。
私たちが植えている種はオオバヒルギ 60cm
フタバナヒルギ30cm
テスト植林しながら土壌に合わせて植えます。
自然環境の中でたくましく育つよう、私たちの強い願いを込め、発芽させずに種から植林しています。スカナ島での植林結果は、9割以上の種を根付かせる事に成功しました。
このマングローブたちが、芽を出し、元気に成長し、大きくなってくれることを祈りながら地元の村の人たちと植えていきます。
植林後 3ヶ月が経過 
植えてから1ヶ月の時にきれいな双葉を生やしたマングローブたち。訪れる度に、新しい双葉の数がふえていく。
芽を出し、根を張り、双葉を広げている。
背丈も、もとの種の2倍の大きさまで伸びている
植えたマングローブの内95%は生存。残り5%の種は流された。マングローブの技術指導を頂いている琉球大学馬場繁幸教授の話では80%残っていれば、大成功と云われるそうだ。まずまずの結果を得た。
(流された5%の種は後日、補植を行った)
この干潟全体では
125,000本の種を植え育ています。
植林後 1年4ヶ月が経過 
マングローブたちは順調に成長、地面に根を張り、葉をつけ、1年前とは見違えるほどに大きくなった。一番大きいもので1m20cmに成長、
幹の途中から、根を出し始めたものもいる。
マングローブは、幹からも根を出し、地面にしっかりと体を固定する。強い風や、大きな波に負けないように。まだ細い幹のマングローブはゆらゆらと風が吹くままに揺られている。
マングローブ 別名 海の森と言われる由縁
潮が引く前のスカナ島にやってきた。浸水した状態がどうなっているか調査に向かう。
ちょうどマングローブの葉の部分が水面上にゆらゆら揺らいでいる。
緑の群に近づいてみる。
1本1本が一生懸命に水面上に顔を出し、波に乗ってゆらゆらとリズムに乗るように頭を振っている。
海の森と呼ばれる姿は不思議で、インドネシアの雄大な景色の一部となっていた。

現在2008年12月、スカナ島のマングローブはおかげさまで3年生になり、もっとたくましい姿で林を形成しています。この林を育て森にする。素晴らしい仕事と巡り会い僕は幸せです。
COP14(気候変動枠に関する会議)が12月1日からポーランドで開催されています。
来年のCOP15では、2050年までの各国のCO2削減目標が決定される為、その協議が行われています。
このCOP14〜15の間にもう一つ大きな問題への取り組みが採択され発表されます。
それは、森林消失の問題です。
赤道沿いの亜熱帯森林が、2年で日本の国土面積以上に焼かれています。それは我々の食糧を作るための焼畑農業であり、我々が利用するバイオエネルギーの為の土地つくりです。
消費拡大しなければ成り立たない経済圏に対し、森林や大気、水などの生態サービスは一定の生態圏しか無い為に経済の拡大に脅かされているのです。
我々が生きるため、生態を活かす為に、森林の保護育成が、人類の急務となっています。
大浜.大地